明けましておめでとうございます。
1月の長濱先生矯正日の日程です。
1月11日(金)18:00~
日本人の歯を失う原因のほとんどは虫歯と歯周病です。日本人の虫歯罹患率は低下してきていますが、海外の先進国の人々とは異なり、お口の中が不健康な状態の人が圧倒的に多いです。それは、まだ多くの人が自分の歯が悪くなってから初めて歯科を受診される事に関係していると思います。
人間は永久歯にはえかわると一生その歯を大切に使っていかなければなりません。なぜなら、二度とはえかわらないからです。もちろん誰でも知っていることなのですが、大切にする方法を知らないと歯を守れません。そして、その事や方法を知る時期としてはできるだけ早く、子供の時に知ることが重要なのです。乳歯の時に虫歯ができてしまったとしても、子供の時にきちんと虫歯予防の方法を知り、予防を実行することで、虫歯0(カリエスフリー)を目指すことができます。
その時、保護者様や歯科医師・歯科衛生士が寄り添い、導いてあげることができれば、子供達は一度も歯を削ることなく自分自身で予防を実践し、健康なお口を保つことができると思います。
ぜひ、小さなお子様の時期から歯の定期検診・メインテナンスを受けてください。歯医者は歯が悪くなってから行くところではなく、歯が悪くならないために行くところと教えてあげてください。その経験がお子様の一生の財産となると思います。
また、歯磨きを教えてあげるように、デンタルフロスも一緒に教えてあげることが重要です。お口の中で虫歯になりやすい場所の第1位が歯の間です。ですが、歯の間を磨くデンタルフロスは虫歯予防には必須のアイテムですが、必ず歯ブラシと一緒にやるものとなかなか教えられてこなかったので、大人になってから苦労される方が多いように感じます。
これは習慣なので、最初から歯を磨くのは歯ブラシとデンタルフロスを使うのが当たり前と覚えることで、将来大人になって大変な思いをすることもありません。
はえたての乳歯は歯もやわらかいので虫歯になりやすく、進行も早いです。なので、特に早期発見が重要になります。
「歯医者は歯が悪くなってから行くところではなく、歯が悪くならないために行くところ」
こうなる日が近いことを願っています(^-^)
日付: 2018年10月22日 カテゴリ:スマイルニュース
日本は超高齢化社会を迎え、健康寿命をいかに維持していくかが大きなテーマではないでしょうか。
昔は、年を取ると歯は弱くなり抜けてしまうのが当たり前のように思われてきました。
しかし今は、年を重ねてもお口のお手入れを適切に行っていけば、歯の健康は保てることが広く認知されてきています。
そこで根本的で本質的なこと。「自分の健康に対する責任感を養う」ことこそ健康寿命を維持するための最も重要な要素です。
では、「自分の健康に対する責任感を養う」とはどういうことでしょうか。
歯に関して言えば、生涯ずっと歯を守っていくには当然、毎日の口腔ケアが必要です。でも、人に言われたからやるでは長続きしません。毎日欠かさずケアをする意欲は、自分で自分の健康を守るという責任感があってはじめて生まれるものです。
・何をすれば健康になれるのか
・健康とはどういうものか
まずこれを知ることで、自らセルフケアを行うきっかけになると思います。
具体的にはこのような例があります。
「歯茎の腫れや出血があり、来院された患者様がいました。まずセルフケアのアドバイスを歯科医師や歯科衛生士から受けご自宅で真剣に取り組まれました。すると数日でセルフケアのスピードや手際も良くなり、歯茎の状態も良くなりはじめます。毎日取り組み、5日ほどで出血がおさまったり、腫れが引いたりなど、お口の中は明らかに改善していました。患者様はこれが健康な状態なのだと実感され、大きな手ごたえを感じました。今まではお口のことは歯医者に任せていたけれど、自分の努力で健康にできた!と感じたそうです。」
このような経験が自信と責任感をもたらし、今後ケアを続けていくモチベーションにつながります。また、ご自身の健康についてぜひ考えてみて下さい。歯のことで過去にどんな経験をしてきたのか、今のお口の状態をどう感じているのか、気になる部分はどこでありどんな状態にしたいのか。
お口の健康を損なってしまった場合、例えば多くの歯を失ってしまった場合にお金をかければある程度は機能回復できます。しかし、決して元の健康な状態に戻せるわけではありません。やはり一度失ってしまってからでは元通りには戻せないのです。
定期的に歯医者に通ってメンテナンスを受けていれば、お口の健康が保てるわけではありません。自分の健康を自分で守っていく気持ちがあってこそなのです。
ご来院される皆さまを心から気遣い、自立心を尊重し、自分の健康を自分で守っていくのを見守り、支えることが出来たらと思っています(^-^)
日付: 2018年9月20日 カテゴリ:スマイルニュース
睡眠時無呼吸症候群(SAS:Sleep Apnea Syndrome)とは睡眠中にたびたび呼吸が停止したり弱くなることで、十分な酸素を取り込めなくなったり熟睡できなくなったりする病気です。
この病気が原因で、様々な症状が出てくることで、日常生活に支障をきたす場合もあります。また睡眠時無呼吸症候群は、生活習慣病とも深く関係しており、放置すると生命の危険にさらされる恐れもあります。
では、睡眠時無呼吸症候群の症状はどの様なものでしょうか。
◎睡眠中のいびき、10秒以上の呼吸停止、時に呼吸停止が1分を超える場合もあります
◎夜中に目が覚める(途中覚醒)、夜間尿回数の増加
◎起床時の頭痛、熟睡感がない
◎昼間の眠気、倦怠感、居眠り
◎集中力、記憶力の低下
睡眠時無呼吸症候群の原因は寝ている間に、上気道(空気の通り道)が塞がることで起こります。
それを口腔内装置(マウスピース)を装着することで、下顎が少し前に出て舌が上がり、気道が広がることで呼吸はしやすくなります。
マウスピースの種類は上下一体型(モノブロックタイプ)と上下分離型(ソムノデント)があります。
上下一体型(モノブロックタイプ)
長所:保険適応されているため製作費用が安価
短所:上下顎が固定されているため、下顎の位置を細かく微調整が出来ない
使用により、不快感や顎関節を痛める時がある
嚥下や咳がうまくできない
上下分離型(ソムノデント)※欧米の主流タイプ
長所:上下分離型で下顎を動かせるため、顎関節に負担が少なく、また嚥下もできる
装置内部にソフトな素材を採用しているため、装着感が良く、着脱も簡便
下顎の微調整ができるため、長期使用しても適切な状況で使用出来ます
短所:保険適応外
睡眠時無呼吸症候群の症状がある方はどうぞお早めに受診をされることをお勧めします。
日付: 2018年8月27日 カテゴリ:スマイルニュース