もし、歯を何らかの理由で失ってしまったらどの様に補いますか?
① 入れ歯
② ブリッジ(失った歯の隣同士がある場合に限ります)
③ インプラント
上記の3つが候補にあがると思います。その中で、今日はインプラントについて少しお話したいと思います。
インプラントは失った歯の代わりとなる人工歯根です。なので、入れた後は自分の歯のように違和感無く快適に噛むことが出来ます。
そこでインプラント治療を始める前に、まず大切な事があります。それは、毎日のお家でのセルフケアをしっかり行い、口腔環境を整えておくことです。これがインプラント治療の前にやっておくべき大切な事です。
まず、歯を失った原因は何でしょうか?
外傷などで失う事もありますが、虫歯や歯周病が主な原因になる事が多いと思います。その場合、失う原因となった虫歯や歯周病菌をそのまま退治せずにインプラント治療を行うとどうなるでしょうか?インプラントは人工物なので虫歯にはなりませんが、歯周病には罹ってしまいます。歯を失った原因を取り除かなくては、また同じことが繰り返されてしまうのです。高価な良い歯を入れたら長持ちするのではなく、セルフケアをしっかり行い、口腔環境を良くすることで治療を終えた歯を長持ちさせることができるのです。
そして、インプラントの歯が歯周病に罹り進行が始まると、天然歯よりも進行が早いと言われています。なので、インプラントを入れた後は気を付けてセルフケアを行い、歯周病に罹らないようにすることが大切なのです。
また、喫煙習慣のある方は術前1ヶ月前頃から禁煙をお勧めします。最低でも術前1週間~術後8週間は禁煙をします。喫煙は歯肉の血流を悪くしますので、術後悪影響を与えてしまいます。
ぜひ、インプラントをお考えの場合は術前の準備から丁寧に行うことをお勧めします。もちろん、術後のケアはさらに大切ですので、定期的なクリニックでの管理・メンテナンスサポートを行います。そして、長く快適にお過ごし頂きたいと思います(^^♪